「痛い!痛い痛い!!」

「大丈夫!?どうしたの!?」

「足が痛いの…本当に痛い!助けて!!」


そう言って悲鳴に近い声をあげる彼女の両目からは、大粒の涙が零れている。「痛い」彼女はそう言って私の腕をぎゅっと掴んだ。掴んだ力がとても強くて、私は少しだけ痛かったけれど何も言わなかった。本当に痛いんだ。


「原因はわかる?」

「わかる…、 痛いっ!痛いよぉ!!もう、足落としてよ」

「何言ってんの!痛いからってダメだよ!!」

「もう、本当に厭!切って…足痛いの!!」

「落ち着いて!原因はなんだったの?」

「え、…成長痛」

「…あのさ、成長痛の意味わかってる?」



(終わり!)(背が高くなりたいなあ)













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