「ねぇ、」

「ん?」

「あたしのこと、好き?」

「うん」

「ちゃんと言って」

「好きだよ」

「誰よりも、好き?」

「好きだよ」

「一番、好き?」

「好きだよ」

「世界で一番?」

「好きだよ」

「本当に?」

「好きだよ …そろそろ終わりにしない?」(疲れてきた…)

「や、やだっ!」

「なんで」

「やだったらやなの! ねぇ、好きって言ってよ。もっと、もっと」

「好きだよ …どうしたの?」

「なんでもない」

「なんでもなくないだろ。どうしたんだよ」

「…夢、みたの」

「夢? 怖いやつ?」

「うん…」

「怖い夢は、人に話すと正夢にならなくなるんだって」

「……」

「言ってごらん?」

「…嫌い、って 言われる夢だった。 ねぇ、あたしのこと嫌いにならないでしょ?」

「大好きだよ。 ずっとずっと、大好きだよ」

「よかった…」

「あ、おい。ここで寝ちゃダメだって、  仕方ない。ベッドまで運んでやるか…」

「…らいに、」

「ん?」

「嫌いに、ならないでね…」

「…寝言、か。 こんな可愛いお前を、嫌いになれるわけないだろう」



「大好き、だよ」



ねぇ聞かせてよ愛の言葉を
(こんな可愛い娘なのに、いつか嫁に行ってしまうんだろうか…)(寂しいなぁ)



(終わり!)(実は父と娘)(理想ですね)(キャラ的には[鋼の錬金術師]のヒューズさんとアリシアちゃん的な)











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